『秘め咲く花に口づけを』・あきちゃん
ピンクのシフォンブラウスが、ふんわりと肩を包む。オフショルダーのそのデザインは、あきのなめらかな鎖骨を美しく引き立てていた。
白い膝上のプリーツスカートがやわらかくふわりと広がって、黒の薄手のストッキングがうっすらと透ける脚を際立たせる。
髪はふんわりと巻かれたツインテール。肩に軽く流れている。どこからどう見ても「清楚でかわいい女の子」
ーーでも、私は知ってしまった。彼女の本当の姿は、それだけじゃないってことをーー

今日も2人はあきの部屋。買ったばかりの服を試したり、メイクしたり、撮影したり、戯れ合いながらの女子会。
「もう一枚撮るよ!あきちゃん足長いね。オフショルもすごく似合ってる。可愛い。」

「そのポーズいいね!手はもっと下にして?そうそう!で、そのまま脚開いて、そうそう!‥えっろ。」
「え?!あ、やだぁ!もぅー!こんなポーズさせないでぇー!!ましろちゃんのいじわるぅ‥」

いつものようにSNS用の写真を撮っている時だった。
不意にーーあきのブラウスの肩が、少しだけずり落ちた。
「あっ…….」
あきが反射的に手で直そうとする、その瞬間。
ましろの目に入った。
あきの胸元、やわらかな肌のすぐ上に、赤く刻まれたーー小さなハートのタトゥー。
「……それ」
私は思わず手を止めた。そして次の瞬間、あきの表情が固まる。
「見えちゃった……?」
耳まで真っ赤にして、言葉をつまらせるあき。見てはいけないものを見てしまった罪悪感。でも、好奇心の方が勝ってしまった。
「見たよ……かわいいハート。ほかにもあるの?」

あきの瞳が揺れる。
逃げようとして、でも逃げきれず、ましろの目を見つめ返す。
「……ほんとはね」あきが小さく息をつく。
「お腹にもあるの。タトゥー…..バラの。見せないけど」
「見たい」
言葉がこぼれた。もう止められなかった。
私は彼女の腰に手を伸ばした。ふわっと柔らかなブラウスをめくると、そこには――一輪の赤いバラが、艶やかに咲いていた。
「やっ…やだ、ましろちゃん、だめ…見ないで…」
必死で隠そうとするあきの手を取って、私は笑った。
「どうして隠すの?こんなに綺麗なのに」

「…..そういう子だって見られたくなくて。みんな、びっくりするから」
あきは清楚で優しい子だと誰もが思ってる。だけどその奥に‥ちょっと危うくて、大人びた一面があるのなら‥私はもっとあきを知りたいと思った。
それからの私は、少しだけ意地悪になった。
「ねえ、あきちゃん…そんなに赤くなっちゃって。やっぱり、タトゥー触られると、ドキドキするの?」
わざと声を潜めて囁いたら、あきはびくんと肩を震わせた。
「ち、ちが…っ、ましろちゃんが、変なこと言うから…!」

ぷるぷる震える声でそう言って、あきは必死にブラウスの裾を引き下ろそうとする。でも、もう遅い。私は彼女の柔らかな胸元にそっと指を這わせながら、その赤いタトゥーに口を近づけた。
「こんなに綺麗なのに誰にも見せないなんてもったいないよ。……私だけには、見せてよ?」
肌にかかる吐息に、思わず身体をビクッと震わせるあき。
それだけで胸の奥が熱くなる。
「可愛い……ねぇ、もっと困らせて良い?」
戸惑うあきを拘束して撫で回すように身体検査をはじめる。
取り出したのは小型の遠隔バイブ。
私はあきの腰にそっと手を添えながら、視線をゆっくりとタトゥーのバラへ落とす。
指先でなぞると、彼女の体がびくっと震えた。
「こんなとこに咲かせてるなんて、誘ってるみたいじゃない?」
「ち、ちがうもん……っ、これは……自分のために、入れたんだから……っ」
震える声。でも、その目は私から離れない。
言い訳みたいな言葉が、なんだか愛しくて、私はつい、また意地悪をしたくなる。
「あきちゃんはうそつきね。」

小型のバイブであきの乳首をパチンっ!と挟む。
「ああっ!!!」
あきの口から悲鳴が上がる。
その声にゾクゾクするものを感じながら、あきの頬に髪がかかるのをそっと払った。視線を落とせば、彼女の首筋から鎖骨にかけて、うっすら汗が滲んでいる。あきの目をじっと見つめるとそこには恐怖の色ではない、期待がにじんでいた。
「ふふ‥意地悪されてるのに嬉しそうだね。なんだかタトゥーもさらに赤く色づいてきたみたいよ?あきの紅葉ね。ふふふ。」

あきの耳元で囁いた私の言葉に、彼女はギュッときつく目を閉じた。そのまま、逃げようともしない‥だけど、拒んでもいない。
この瞬間、私は確信した。
――この子は、もう私から逃げられない。
「かわいいあき‥」
背後からあきの全身を撫で回し、抱きしめる。
なめらから肌は熱を帯び、スルリと手を下に滑らせると、そこは一際熱く膨らんでいた。
「ふふ。ホントに可愛い。感じちゃった?」

「あっっ!!あぁっ!!だめ、だめぇ‥!!」
ダメと言いながらもされるがままに身を委ねるあき。顔は真っ赤で、視線は揺れていて、
たぶん心の中は、ぐちゃぐちゃなんだろうなってわかる。
「変になっちゃうぅ……!!」
かすれた声で、彼女は私に縋るようにしがみついてきた。
「変になっても、いいよ」
あきの反応がどうしようもなく愛おしくて――私はもう、止まれそうになかった。

バイブのスイッチを強にして、一気に責めを加速させる。もっと鳴せたい。もっとメチャクチャにしたい。
あきの身体がビクッと揺れるほど、胸のドキドキが高まって止まらない。

「あき。口開けて。」
半ば強引にあきの口をこじ開けて、ディルドをねじ込む。涙目になりながらも舌を絡ませて懸命にしゃぶりつく姿に目が離せない。

「やば、ホントえろすぎ。ほら。身体熱くなってる。良いんでしょ?バレバレだよ」
「だって…んっ!…こんなことするから、だよ……っ」
「ふふ。じゃあ、もっとしてみよっか?」

私は彼女の脚を無理やり開かせて剥ぎ取ったパンストで固定した。
あきの顔がみるみるうちに真っ赤になる。
「やだ……ましろ、ほんとに意地悪……っ」
その震える声が、たまらなく愛しい。

身体をくねらせながら荒い息で喘ぎ泣く、
あんなに清楚で、無垢で、可愛らしいあきが。
そんな姿を見せられたらーーもう、私だって戻れなくなる。
あきの下着をずり下げて、蜜壺を探り当てる。
「丸見え。あき…欲しい?」

あきが答える間も与えず、ズプッ!!っと指を突き立てる。
「あぁっ!!んんーー!!」
顔を仰け反らして嬌声を上げるあき。
声とは裏腹に、十分な潤みで待ち焦がれた蜜壺は、飢えたように奥まですんなりと飲み込んでしまう。
水音を響かせるようにグチュッ・・・、グチュッ・・・っ!!と指があきの中で容赦なく踊り暴れる。
膣壁を叩くようにジュプジュプとリズミカルなピストンがあきの思考回路を全て持っていく。何度も勝手に身体が跳ね上がり、痙攣が止まらない。
「ダメ、ダメっ、、っっ!!イッ、、イッちゃうぅーーー!!!」

あきの濡穴がキュウゥン!と締まった。直後、一拍の間を置いて、勢いよくドピュッ!!ドピュドピュッ!!と潮を吹き上げ、盛大に絶頂を迎える。
・・・力んでいた身体からふっと強張りが解け、あきの身体はベッドに沈む。

清楚という名の殻を脱いだあきのバラは、ましろの愛と欲に抱かれ、狂おしいほど紅く染まった。
その花を胸に秘めたまま、あきは夢と現のあわいに溶けるように、微睡の深くへと堕ちていく・・・

to be continued……
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