世界で1番幸せな午後♡ゆみちゃん
春の雨はシトシトと優しく、空気を潤すような日。雨雲の隙間からそっと陽ざしが部屋差し込み、光はふわりと舞い、静かに肌に溶けていくようだった。
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ゆみは鏡の前で服を整えながら、「この服、ちょっと派手かな?」と振り返る。ましろは携帯を取り出しゆみに向ける。パシャパシャと写真を撮りながら「夏っぽくて良い、ゆみちゃんに似合うと思う」と優しく笑った。その笑顔に、ゆみの心臓がふいに跳ねる。

散らかったテーブルに、化粧ポーチやブラシ、カーディガンが転がっている。ふたりは何かの順番を守るでもなく、気の向くままにメイクをして、服を試しては笑い合っていた。ましろがふざけてゆみの頭にリボンをちょんと乗せると、ゆみは「これラブリーすぎないー?」とクスクス笑う。

その反応が可愛くて、反対側にももう一つリボンを付ける。ゆみは「やめてよぉー」と笑いながら身をよじる。「ゆみちゃん、キティちゃんみたいになっちゃった!」何をするにも楽しくて、顔を見合わせては笑い合う2人。

ましろがスッと近づいて、ゆみの頬に手を差し伸べる。距離の近さにゆみは一瞬ドキッとしたが、手は頬をかすめて通り過ぎ、頭のリボンに向かう。2つのリボンを外し、ササッとゆみの髪を整えハーフアップをリボンで飾る。
「どう?お嬢様スタイル、すごく似合うよ。」
「ほんとだぁー!このヘアアレンジすごく好きー!」鏡を見つめて嬉しそうに微笑むゆみ。

「可愛いお嬢様。さぁ、どうぞこちらへ。」おどけながらベッドへ誘うましろ。ゆみもそれに乗ってお嬢様らしく凛とした顔をして見せる。”どう?お嬢様らしいでしょ?”そう言わんばかりの表情が、なんだかたまらなく愛しくて、ましろは思わずそのまま抱きしめた。

しばらく、ふたりはそのまま無言だった。重なる髪と、やわらかな体温。心音が混ざって、境界が曖昧になる。ましろがそっと囁く。「今日、なんだか特別だね。」
ゆみはうなずいて、はにかみながら答えた。「うん。世界でいちばん、幸せな午後かも。」
そのクリアな笑顔があまりにも眩しくて、ましろの心臓はうるさいほど鼓動する。
「そんな可愛い顔しないで。ドギマギしちゃうじゃ無い。もう!こうしてやる!」照れ隠しのようにゆみの服を脱がしにかかり、ランジェリーだけの無防備な姿にする。

脱がされて辱められてもなお、ゆみの笑顔はまばゆい。
「ぬがされちゃったぁ〜」とケラケラ笑いながら全く困った様子を見せない。
なんだか無性に悔しくなって、ゆみの脚を無理やり開かせようと試みる。
「お嬢様、ずいぶんと長い脚ですね、閉じてるの疲れるんじゃありませんこと?」
「やめてよ、脚なんか開かないったら、レディはきちんと脚を揃えて閉じてなきゃいけないんだからぁー!」笑いながら抵抗するゆみ。

ましろがグイッと力を入れてこじ開けると、非力なゆみの脚は簡単に開いてしまう。
「もぉやだぁー!見ないでぇー!」
見ないでと言われると見たくなる。開いた脚のその奥をわざとじっくり凝視して言葉にする。

「あれあれ?ゆみちゃんたら、こんなに辱められてるのにどうしたのかな?なんだかアソコが疼いてるみたいに見えるけど?まさか感じちゃった?」
ゆみから徐々に余裕が消えてくる。「ちがうもん‥」
ドンっと押し倒され、ゆみは人形のように倒れ込む。

脚をガバリと押し広げられ、身動きの取れないよう押さえ込まれる。まるで犯されているかの体勢に、ゆみは身体がかぁーっと熱くなるのを止められなかった。
嫌だけど嫌じゃ無い‥でも口をついて出る言葉は「イヤっ‥‥‥!」

「いや?あぁ、そうだよね、ごめんごめん。いきなり犯されるのはイヤよね、まずはちゃんと前戯が大事よね!」
ゆみを見つめながらましろが言う。
ゆみから余裕がなくなるほどに、ニコニコと楽しげな笑顔で余裕を取り戻すましろ。
ゆみの頭をそっと撫で、頬に手を添え、静かに唇を寄せた。キスはいつもより長くて、深い。
2人のスイッチが入る。
手は流れるようにゆみの胸へと伸び、柔らかくも張りのある乳房をゆっくり揉みほぐす。
「ああっん‥!!はあ‥‥あんん」すぐに甘い声をあげるゆみ。
「ふふ‥‥気持ち良い?」
両胸を寄せては離し、寄せては離す。その度に、たぷんと柔らかく揺れ、揉めば揉むほど、手のひらに吸い付いてくる。

ましろは蕩けたゆみの顔をチラッと見て笑みを深めると、ピンッと立ち上がった乳首をそっと口に含んだ。
チュッ‥チュパッ‥
「あっ、んぁっ‥ん、きもちい‥!!」
舌先で遊ぶようにチロチロと舐めまわせば、ゆみは背を反らして快感に耐える。
両胸を寄せるように手のひらで包み込み、揉みしだきながら指先で乳首をコリコリと摘み上げる。モミモミとコリコリの同時責めに、
「あぁっ‥!!それだめ‥弱いの‥!!」と身体を震わせるゆみ。

乳首からの甘い快感が背筋を走り、何度もピクピクと痙攣を繰り返す。
「だめ‥、だ、ダメ、もうイキそう‥おっぱいだけでいっちゃいそう‥!!」
その言葉を合図に手はスルスルと下へと伸び、ゆみのパンストとパンティをずり下げる。

すかさず指先を下に滑らせてゆみの蜜口にあてがう。
「んっ‥、あっ!」
「大丈夫、何もしないから。」
そんなわけないと分かっているのに、ゾクゾクして言葉にならないゆみ。
指先が少しずつ飲み込まれていくように、ゆっくり、じっくりとゆみの中に沈み込んでいく。
「あ、あ、ああっ――!!」
クチュクチュ‥トントンと内壁を堪能するように擦り上げ、何かを探すようにうごめく。
ましろの動きが一瞬止まる。指の腹がつるりと硬くしこった部分を探し当てた。
「あ、あっ、そこ、ダメぇっ!!」
ゆみの身体が一層ビクビクと跳ねる。
「良いところ、みつけた‥♡」

ゆみが声を上げるほど、執拗に弱点を狙っての愛撫が続いた。小さな痙攣を何度も起こし、身体の自由が効かなくなる。一際ググッと奥に押し込まれた瞬間‥たまらず身体の熱が爆ぜた。
「んっ、んっ‥だめ、だめっ!!あ、ああー!!!」
あまりの快感に意識を飛ばしそうになるゆみ。
触られてもいないのに自身から白いものが弾け、ショーツを汚しドクドクと溢れ出る。
身体に力が入らない。
はあっと熱い息をはいて上半身を脱力させた。
いまだ、指を食い締めたソコは余韻でヒクヒクと収縮を繰り返す。
「ふふ‥可愛かったよ♡」
ゆみは答える変わりにそっとましろの手を取った。ふっと息を吐き、2人はクスクスと笑いあう。指先は離れず、むしろ強く絡まり、穏やかで甘やかな空気が2人を柔らかく包み込む‥
気づけば、いつの間にか雨は上がっていた。
to be continued……
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