「夕暮れ、ゆみちゃんのとなりで」
窓の外には、まだ明るさを残した初夏の空。
夕方なのに、空気はやさしくて、風がゆっくりと頬をなでていく。
「このスカート、今日初めて着たの。ふりふりすぎるかなって思ったけど…」
「ううん、すっごく可愛い。…ゆみちゃんにぴったり」
言葉にしてしまったあと、自分の声が少し熱を帯びているのに気づいて、あわてて目をそらす。
スカートのフリルは淡いグレーと白の層になっていて、まるで綿菓子みたいにふんわり軽い。
長い脚に履いた黒いパンプスが、その可愛さを引き締めている感じで、なんだか彼女らしいバランスだなって思った。

ゆみちゃんの髪はサラサラで、ほんのり巻かれた毛先が肩にやわらかくかかっている。
頬にほんの少し赤みがさしていて、目元は華やかなピンクのグラデーション。
鏡の前でくるくると回るたび、まつ毛がゆれるのが見えて、息をのんだ。

ゆみちゃんは嬉しそうに部屋を歩き、白いブラウスをふわっと揺らして、ソファの上で小さくポーズを取る。
ひざをそろえて、ちょこんと座ったかと思えば、

今度はイタズラっぽくくるっと後ろを向いて、ソファに膝立ちになって愛らしいお尻を見せつけてくる。そして小悪魔みたいにクスクス笑い出す。

「ましろちゃん、ほんと見すぎ〜」
からかう様に立ち上がり、
「見せないよー!」
なんて言って、レースのカーテンにくるまる。
「ふふ♡レースだから透けて見えてるしー!」
「そんなに見られてたら、ゆみ…照れちゃうんだけど…」

ゆみちゃんがまたくすくすっと笑った。
その唇は、ほんのり色づいたローズピンク。
瞬きをするたびにまつ毛が繊細に揺れる。
見惚れて思わず言葉が出る。
「…ほんとに、きれい」
口に出したら、なんだか空気が甘くなった気がした。
「え、なに急に…」
ゆみちゃんが少しだけ頬を赤く染めて、でも嬉しそうに笑う。
その笑顔を見た瞬間、胸の奥にふわっと熱が灯った。
ソファに移動したゆみちゃんが、フワッとした笑顔を見せる。
「ましろちゃん、こっち来て、一緒に映ろ?」
そう言われて、私は少し照れながらも隣に座る。

コツンと頭を寄せ合い、触れる肩が熱を持つ。
――このまま、時間が止まればいいのに。
そう思うと自然と手がゆみちゃんへと伸びていた。
「ゆみちゃん…可愛い。」
ゆみちゃんも嫌がるでもなく自然と身を預けてくるのが愛おしい。

するりとゆみちゃんのブラウスを脱がせると、中は愛らしくもセクシーな白のキャミワンピだった。
「脱がされちゃったぁ…」
肩紐を直す仕草が色っぽくて、また見惚れてしまう。

視線に気づいたゆみちゃんが、ソファにゴロンと寝転がり、イタズラ気な目線で問いかける。
「ふふ…♡どう?ゆみ、色っぽい?」

「やばい、めっちゃ色っぽいよ、ゆみちゃん…!」
吸い寄せられる様に手がゆみちゃんの胸を包み込む。
「んっ…♡ぁあん…♡」

上から眺めるゆみちゃんはなんとも絶景。指から溢れそうな柔らかな胸を手のひら全体で味わうようにもみほぐし、指先を小さな突起にそっと当てがう。
ついっと指先で転がすように触れると、ゆみちゃんの体がピクッと跳ねて声が漏れる。
「あっ!…だめぇ…!!」

ゆみちゃんの吐息があまりにも官能的で、脳天に刺さる。思わず覆い被さるようにキスをして、ゆみちゃんの口を塞ぐ。

「待って、待ってぇ…!!乱れちゃうぅ…!!」
歯止めが効かなくなりそうな時、ゆみちゃんがストップをかけた。
「もぉ〜♡」
なんて言いながら可愛く口を尖らせ、鏡の前で服を整え直すゆみちゃん。

なんだか無性にめちゃくちゃにしたい衝動に駆られ、背後からゆみちゃんに抱きつく。
「あっ!!あぁんっっ!ダメだってばぁ…!!」
キャミワンピの肩紐をずり下げ、腕から引き抜く。ブラのホックを外し、ズリ上げる。
柔らかなゆみちゃんの髪に顔を埋めながら、弱点の胸を攻め上げ、可愛いチクビをコロコロと転がす。

「……きもちいぃぃ……!!んんっっ!!」
艶かしい声を上げるゆみちゃんは、わかりやすいほど身体が熱くなっていた。触れる指先に伝わる熱は、ゆみちゃんの気持ちそのままのようでたまらなく愛しさが込み上げる。
ベッドに誘い、丁寧にゆみちゃんを解きほぐす。
「きもちいい?ゆみちゃん、きもちいい?」

答えは聞かなくてもわかる。言葉にしなくてもゆみちゃんの身体は雄弁だ。
可愛いチクビはピンっと立ち上がり、ヒクヒクと小さく震える。それはまるで受粉のために蜂を誘い込む妖艶な雌しべのよう。
ゆみちゃんを可愛がっているのか、ゆみちゃんに誘い込まれているのか。もはやそれすら心地良い。

「ゆみちゃん、……良いよね?」
「え…なにするの…?」
震えながらこちらを伺うゆみちゃん
分かっているくせに、と笑みが溢れる。
ゆみちゃんの脚を開き、ひくついた蜜壺に指を当てがう。

吸い込まれるように指がゆみちゃんの中に沈み込む。慣れ知ったゆみちゃんの中はすでに熱く潤み、意思を持ったようにうごめく。
「あっ、あぁ…っ!!ましろちゃぁん…っ!!」
うわ言のように喘ぐゆみちゃんは1時間前とはまるで違う顔をしている。
「おかしくなっちゃう…っっ!!あぁんっっ!!だめ、だめぇっっ!!」
「おかしくなって良いよ、私で狂って。ゆみちゃん、可愛い…♡」
ドクンっ!ゆみちゃんの中がひときわ熱くうねりだす。
追い込むように、降りてきた子宮めがけてグッッっと指を押し込む。
ーー狂えーーと心で念じて。
ドピュドピュッッッ!!っと白濁の滾りを噴き上げて、言葉にならない絶叫と共にゆみちゃんが果てる。
肩で息をしながらベッドに沈むように落ちていく。

ふと気づけば、窓の外はいつの間にか藍色に染まりはじめていた。
昼間の名残は遠ざかり、明るかった部屋も、だんだん夕闇に包まれていく。
「もう、こんな時間…」
ゆみちゃんが外を見ながらぽつりとつぶやく。
「バイバイするの、なんか…さみしいね」
その声が、いつもの明るさと少し違って、胸がぎゅっと締めつけられた。
初夏の夜は、まだ冷たくない。
でも、彼女と別れたあとに吹く風はきっと、今よりずっと寂しく感じてしまう。
だから、今だけは。
――この時間を、もう少しだけ、止めてほしい。
to be continued……
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