媚薬の罠に堕ちた美人秘書第4話(その1) 稲本麗子ちゃん編~
六本木のMホテルのラウンジ。
稲本麗子は「色事師アリマ」から、この日、情婦としての初めての客を告げられた。
悲しいことに今の麗子は逆らうことができない。毎夜のように辱しめられ、美しいマゾヒストへと次第に変貌を遂げているのであった。
麗子の秘肉には、媚薬クリームがべっとり塗りつけられてある。
足を運ぶたび、熱い疼きが秘苑を襲い、グラマーな身体をくねくね揺する。
(あ、ああ、熱い….どうすればいいの……。)
膝頭がガクガク震えるのを堪えながら、部屋までたどり着いた。
緊張と被虐に震わせる指先でチャイムを鳴らす。アリマによって開発されたマゾの官能が交錯する。
ドアが開かれた。
麗子はうつ向いて、肩先を震わせ立ちつくす。
身体の中心が熱っぽい。
「飯倉様ですか。麗子と申します。」
稲本麗子が、部屋に入ってきた。
タイトな黒のワンピースに身を包み、甘美に熟れた太腿とまっすぐに伸びた脚線に目を吸い寄せられる。
(ああ、素敵だ。話に聞いてた以上だぞ)
黒髪をかきあげ、美しい黒瞳が羞じらいがちに注がれた。
「れ、麗子と申します。よろしくお付合いくださいませ」
執拗な視線に、麗子は美しい目の縁をほんのりと染め、うつむいた。
(噂の美人秘書が、まさか飼い慣らされてるとは…)
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